旅行日:2025/1
オーストラリアは南半球にあるため、この時期は夏です。
ケアンズ散策コース(全体マップ)
ケアンズの街歩きは、1日あれば十分満喫できます。この日は最高の天気。どこへ行くにも歩いて回りました。地図だと遠く感じた道も、おしゃれな街並みやきらめく海を眺めながら歩いているうちに、あっという間に到着。
まるで自分がそこに住んでいるかのような気分になれるから、旅先でその土地の空気を吸いながら歩くのが好きです。この日も『もしケアンズに住んだら、こんな風に毎日を過ごせるのかな』なんて夢を見ながら、街歩きを楽しみました。
https://maps.app.goo.gl/L1dX57rG2cCw7LMW9
羽田空港
ヴァージンオーストラリア航空を利用しました。元LCCでありながら、現在は機内でのドリンク提供は無料で行ってくれますが、食事は有料でした。
日本からケアンズまでは、飛行機で片道7時間ほどのフライトです。夜11時30分発の便だったので、離陸後すぐに就寝することができました。目が覚めると、そこにはケアンズ国際空港が。夜便は移動時間を睡眠に充てられるため、時間を効率的に使えて便利です。

利用した機体は、比較的小さめのサイズでした。LCCでよく見られるように、出発ロビーからバスに乗り、飛行機に乗り込みました。

ケアンズ国際空港
早朝6時頃に到着しました。朝早かったため、気温はあまり高くなく過ごしやすかったです。
ただ、入国時の手荷物検査は乗客が自分の荷物を受け取り、荷物をX線?で中身をチェック、そのあと入国目的の確認だったため、なかなか到着ロビーから出られませんでした。荷物検査の機器が1台しか稼働しておらず、係りの人も2,3人なのであまり効率は良くなかったです。
おそらく、この時間帯は私たちが乗ってきた飛行機しかなく、空港全体が閑散としており、係りの人や機器を稼働させなかったようです。仕方ないですね・・・
ケアンズ国際空港からケアンズの中心街までは車で10分程度です。
私は”Uver taxi”を利用しました。Uver taxiの乗車場所は到着ロビーを出て左側にあります。待ち時間は10分程度でスムーズに配車できました。

Coral Tree Inn
ケアンズの中心街にあるホテルに荷物を預けに行きました。幸いなことに日本人スタッフの方がいらっしゃったため、会話がスムーズで、すぐにチェックインと荷物の預け入れを済ませることができました。
このスタッフの方はとても親切で、近隣のおすすめカフェを教えてくださいました。教えていただいたカフェにすべて足を運びましたが、どのカフェも味はもちろん、ロケーションも素晴らしく、非常に良い時間を過ごすことができました。
166-172 Grafton St, Cairns City QLD 4870 オーストラリア
https://maps.app.goo.gl/Pg3H7CgNwoYZhpnb8
Guyala Cafe
ホテルで教えていただいたカフェは、中心街から歩いて15分ほどの場所にありました。到着したばかりで気分が高揚していたためか、距離は全く気にならず、あっという間にたどり着きました。
外観はテラス席が多く、派手さはないものの、落ち着いた雰囲気が印象的でした。

入り口へ向かうとすぐに店員さんがお出迎えしてくれました。店内かテラス席の好きな方に座ってくださいと案内され、私たちはテラス席を利用しました。
すぐに水とメニューを持ってきてくれました。
テラス席からはケアンズエスプラネードが眺められます。側にある道の車通りは少なく、とても落ち着いた雰囲気でゆったりとできるカフェでした。

ドリンクにはアイスコーヒーを注文しました。氷が入っていても薄まることのない、味が濃く重厚なコーヒーで、後味までしっかりと楽しめました。コーヒー豆を贅沢に使って抽出されているようで、その味わいは格別でした。
ケアンズは早朝からカフェに行く文化があると聞いていましたが、ドリンクやフードのレベルが本当に高いことに驚きました。到着して早々にこれほど美味しいコーヒーを味わうことができ、最高のスタートを切ることができました。

フードは、ハムと卵、レタスが挟まれたサンドウィッチをいただきました。表面はカリッと香ばしく、生地は柔らかいため、日本人の好みに合う食感でした。ボリュームがあるため、小食の方は友人とシェアするのも良いかもしれません。
店内は多くの人で賑わっていましたが、皆が読書をしたり、新聞を広げたりと、思い思いに時間を過ごしており、優雅な気持ちになりました。朝からこのような贅沢な朝食をいただくことができ、フライトの疲れを癒すこともできた、大変良いカフェでした。

2 Smith St, Cairns North QLD 4870 オーストラリア
https://maps.app.goo.gl/3sL6JR33C37mjWQj6
ケアンズ・エスプラネード・チャールズ・ストリート・パークランド
海沿いに広がるウォーキングコースは、ケアンズ観光の定番スポットです。朝食をいただいたカフェの目の前にあったため、食後の運動を兼ねて散歩しました。
この日は金曜日の平日でしたが、ほとんど人通りがなく、静かで穏やかな時間が流れていました。道のすぐ横には、美しい海がどこまでも広がっていました。

道沿いにはヤシの木やガジュマルが植えられており、南国らしい風景が広がっていました。ベンチが多く設置されており、座って休憩しているご高齢の女性の姿も見かけました。全体的にゆったりと時間が流れており、穏やかな気持ちで過ごすことができました。


驚いたことに、道のすぐ脇にはBBQ場が併設されていました。空いていれば誰でも自由に利用できるとのことです。設備は非常にきれいに保たれていました。
散策中、清掃業者の方を何人か見かけたため、ケアンズの行政がこうした設備や景観の維持に力を入れていることがうかがえました。



さらに驚いたことに、ウォーキングコースの一角には健康器具が設置されたエリアもありました。この設備も非常にきれいに保たれていました。
日本の公園にも健康器具が設置されている場所はありますが、ここの数は圧倒的に多かったです。もしケアンズに住んでいれば、スポーツジムに通わずとも、美しい景色を眺めながら無料で体を鍛えられるため、筋トレが好きな方には最高の環境だと感じました。

中心地に戻ると、ひときわ目立つ場所に大きな大砲が設置されていました。これは太平洋戦争中、日本がオーストラリアを空襲した歴史を忘れぬよう建てられたものだそうです。
ケアンズには明るい観光地のイメージが強いですが、こうした歴史を伝える石碑が街の中心にあるのを見て、その印象が少し変わりました。

Cairns North QLD 4870 オーストラリア
https://maps.app.goo.gl/QydjXv4WVENiASpA9
Muddy’s Cafe
エスプラネード沿いにある、海が一望できるカフェを訪れました。
注文はスマートフォンからできるため、席に座ったまま、料理が運ばれてくるのを待つことができます。歩き疲れた体には、このようなシステムがとてもありがたく感じられました。

注文したのはチキンのタコスです。添えられた3つのライムをすべて絞ると、さっぱりとした風味が加わり、格別な味わいでした。大変美味しくいただくことができました。

もちろん、レジで直接注文することも可能です。デザートにアイスクリームをすぐに食べたかったので、レジで注文し、その場で受け取ることができました。
一番小さいサイズを頼みましたが、日本のスーパーで売られているアイスクリームよりもボリュームがありました。選んだチョコミントは、ミントの風味が際立っており、クールダウンに最適な一品でした。

Location
Muddy’s Cafe – Eat, play, relax. Relaxed waterfront dining.
174 Esplanade, Cairns City, QLD 4870
Cairns Central Shopping Centre
ケアンズ駅に隣接しているショッピングセンターは、日本の地方都市にあるイオンモールのような、地域に根差した商業施設でした。地元の学生や家族連れなど、様々な人々が買い物を楽しんでおり、現地の方々の暮らしを垣間見ることができました。ここでは、いくつかのお店を見て回ることにしました。
1/21 McLeod St, Cairns City QLD 4870 オーストラリア
https://maps.app.goo.gl/co7PjwEFkUZCQFNm6
Shop list
Stores | Cairns Central
T2
オーストラリアで有名な、高級紅茶の専門店を訪れました。
店内に足を踏み入れた瞬間、桃のフレーバーティーの香りがほんのりと漂い、清々しい空間に包まれました。店員さんが試飲として、桃とマンゴーの南国らしいフレーバーティーを提供してくださいました。香りが非常に良く、後味もすっきりとしており、夏に最適な味わいでした。
T2 | Cairns Central
Woolworths(ウールワース)
ニュージーランドや南アフリカにも展開している、オーストラリア系のスーパーマーケットを訪れました。
店内は食材や食品の種類が非常に豊富で、特にトマトの品揃えの多さには驚きました。小腹が空いたためトマトを買おうとしましたが、種類があまりにも多くて迷ってしまうほどでした。一番小さいパッケージのものを選びましたが、それでも100g以上入っており、そのボリュームに圧倒されました。


Woolworths | Cairns Central
Super Sushi
日本のお寿司をコンセプトにしながらも、海外らしい大胆な配色とボリュームのお寿司が並んでいました。
ここは現地の方に人気があるようで、前を通るたびにお客さんが何組かおり、常に賑わっている様子でした。

Super Sushi | Cairns Central
Book store 2店舗
モール内には本屋が2店舗ありました。海外の本屋は、その国の文化や流行を垣間見ることができるので、訪れるのが好きです。
店内には日本の観光ガイドや漫画が数多く並んでおり、ケアンズに住む人々の日本への関心の高さがうかがえ、嬉しくなりました。日本の漫画を立ち読みしている少年少女の姿もちらほら見かけ、漫画が国境を越えて愛される文化であることを改めて誇らしく思いました。


OK mart
お土産ギフトショップには、『Cairns』の文字が入ったマグカップやバッグ、Tシャツなど、身につけるものが数多く並んでいました。定番のお菓子や、先住民族アボリジニの方々が制作した工芸品など、現地生産を売りにした商品も豊富でした。
また、オーストラリアが世界最大の産出量を誇るオパールを使ったアクセサリーも多数揃っていました。2月は観光の閑散期だったためか、多くの商品がセールになっており、日本よりも手頃な価格でオパールアクセサリーを手に入れることができました。ケアンズ土産として、ここで購入するのは非常におすすめです。


Cairns Night Markets
午後5時から11時まで営業しているこのマーケットは、アーケード街のような雰囲気で、アジア料理やアジア雑貨のお店が数多く並んでいました。オーストラリアのお土産店もいくつかありましたが、どの店舗も日本人や中国人などのアジア人スタッフがほとんどで、活気あふれるアジア人街といった印象を受けました。

夕食は中華料理をいただくことにしました。このお店では、S、M、Lの3サイズから容器を選び、好きな料理を好きなだけ盛り付けることができます。容器の蓋が閉まるぎりぎりまで料理を詰めるという、心躍る体験ができました。

好きな料理ばかりを選んでいたら、まるで欲張り弁当のような、賑やかなプレートになりました。フライドチキンを1つ、ポテトフライをトングで2掴み、海老の素揚げを4匹、そしてミニサイズのタコの串焼きを選びました。
中でも特に美味しかったのは、タコの串焼きです。スパイシーな味付けが食欲をそそり、格別な味わいでした。容器1つで2,000円ほどだったかと思います。日本と比べると物価は高く感じましたが、ナイトマーケットの活気ある雰囲気の中、たくさんの海鮮料理をいただくことができ、非日常を存分に楽しめました。

お土産店には日本のキャラクターグッズも多く見られ、その品揃えには驚きました。日本国内でも手に入る商品のため、日本人以外の観光客を主なターゲットにしているのかもしれません。
ただ、キティちゃんの目の位置が通常より中央寄りなのが気になりました。見慣れている日本のデザインとは少し異なっているように感じました。

珍しいクロコダイルのビーフジャーキーがあったので、購入を検討しました。しかし、店員さん(おそらく現地在住の日本人の方)から『たくさん買った方がお得ですよ』と強い勧めを受け、居心地の悪さを感じたため、結局何も買わずに店を出ました。

54-60 Abbott St, Cairns City QLD 4870 オーストラリア
Cairns Night Markets – Google マップ
まとめ
ケアンズへは日本から飛行機で片道7時間ほどで到着し、時差も1時間しかないため、体への負担が少なく、到着後すぐに元気に活動することができました。
街中は非常にきれいに保たれており、頻繁に清掃員の方を見かけたことから、観光地として景観維持に力を入れていることがうかがえました。また、どの場所でもアジア人観光客を多く見かけ、お店のスタッフもアジア系の方が多かったのが印象的です。
全体的に時間の流れがゆったりとしていて、治安も良く、とても過ごしやすい場所でした。夜も多くの人が出歩いているため、ナイトマーケットで食事をした後も、安心して歩いてホテルへ戻ることができました。